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ワイヤカット放電加工機で加工できる材料と加工できない材料 2023年08月21日 一覧へ戻る
 ■ ワイヤカット放電加工機で加工できる材料と加工できない材料 拡大写真 

ワイヤカット放電加工は、電極とワークの間に放電現象を利用して材料を加工する方法です。精密な加工が可能であり、通電性を利用して加工するため、いわゆる刃物でうまく加工できない「刃が立たない」加工にも適しています。
 以下に、ワイヤカット放電加工で加工できる材料と加工できない材料について詳しく説明します。

【ワイヤカット放電加工で加工できる材料】
●鉄系材料
一般的な鉄や鋼などの鉄系材料は、ワイヤカット放電加工で加工することができます。特に、高硬度の鋼や特殊鋼も加工可能です。SKD、S45C,S50C、SUS材、焼入れした材料など

●非鉄金属
アルミニウム、銅、真鍮、チタンなどの非鉄金属もワイヤカット放電加工で加工することができます。

●超硬材料
タングステンなどの超硬材料も加工が可能です。

●その他
PCD、コンパックスダイヤ、一部のセラミックス、3Dプリンタの金属系造形物(マルエージング鋼、アルミ、インコネルなど)、他通電性が充分に確保できる材料。


【ワイヤカット放電加工で加工できない材料】
●非導電体
ワイヤカット放電加工は放電現象を利用しているため、非導電体の材料は加工することができません。例えば、ガラスやプラスチック、木工製品、紙などは加工不可能です。また、通電性のある材料でも、表面に被膜(アルマイト)などがあると加工できない場合もございます。


ワイヤカット放電加工の特長として、非接触での加工が可能であるため、基本的には通電性があれば加工ができることが多く、通電性が無ければ加工ができないことが多いです。しかし、材料の配合比率や特徴によって、加工ができる場合/できない場合の例外もまた多く、加工方法を選定する際には、材料の特性やワイヤカット放電加工の特性からテストする必要があります。
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